SharpDevelop 2.1 2006-02-25 (土) 18:43:06+09:00

ソフトウェア

c#code の SharpDevelop 2.1 - Serralongue によると、SharpDevelop 2.1 (Codename "Serralongue") branche ができているそうだ。

変更点(引用):

Changes in the 2.1 line so far: The Subversion AddIn was reactivated (note that it does not work on x64), a Boo interpreter pad was added, the docking library was updated and now supports VS2005-style "dock helpers", and you can now choose the target framework version for VB projects.


本家の vs2005 に近づける機能拡張の部分と、 Subversion のアドインの追加が今のところ 2.0 系列との違いのようだ。

今のところローカルにサーバーを立てていないしバージョン管理まではしていないのでいいのだが、 Subversion が使いやすくなっていくのは先のことを考えるとありがたい。

ちなみに、意外と知らない人もいそうなので。 #develop 2 と vc#2005 は、同じ solution ( C# のプロジェクト一式を1つ以上含んだスーパープロジェクトというか…)を開いて開発することができる。(=互換性がある。)なので、1つの sorution を vc#2005 で開いてビルドして、すぐまた #develop 2 で開いてビルドして…というようなことを普通にしている。

これがどんなとき便利かというと、 #develop 側で開発していてリソースまわりで不整合が起きたときとか、 #develop の環境では扱いにくい処理がでたときに vc#2005 の方で開いて解決したり…といった用途で自分にとって実績がある。便利だ。

まぁ、 C# については十分開発のできる環境が本家マイクロソフトから vc#2005 Express Edition として無料配布されているわけだし( C++ の方は無料配布版はかなり厳しい制限がかかっている。たとえば Win32 API を使用できる環境が含まれていない、 Win32 Window Application や Active-X Control のプロジェクトが作成できない…など、あまりにも致命的で正直無料配布版は本格的開発用途には耐えないものだが、C# については無料配布版のみでガンガン開発できるものが配布されているのが嬉しい。)、新規に開発環境を使い始める人は最初から本家を使って開発してもいいと思うが、自分の場合は使い慣れた SharpDevelop の方が扱いやすいので、そちらを主に使っているというわけだ。

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1: atsu (03/05 06:54) atsuinfo(あっとまーく)gmail.com
へ~。。。
2.1なんてリリースされてるんですね。。。
今日2.0Betaが最新と書いてしまった。。
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キーワード: SharpDevelop #develop


当該記事の追記に 1.1.2.3 をあげておいた。

nl2p() の修正… moblog からの投稿で改行自動置き換えをしたとき、記事の最後の p タグが閉じないのを修正した。
rnote_config.php に書くユーザー情報の options 要素の項目を2つ追加した。現在ある項目を以下に書いておく。
options には、行いたい特別な処理ごとの名前をカンマで区切って設定することにする:

force_convert_breaks : metaWeblog.newPost() 時に強制的に改行置き換え処理をする。 ( moblog や BlogPet からの投稿に役立つ。 )
force_allow_comments : metaWeblog.newPost() 時に強制的にコメントを受け付ける設定にする。 ( moblog からの投稿に役立つ。 )
force_publish : metaWeblog.newPost() 直後に強制的に再構築する。 ( BlogPet からの投稿に役立つ。 )
設定例はアーカイブ同梱の INSTALL.TXT に書いておいた。

これまでは rn_xmlrpc.php の metaWeblog.newPost() 内部で、 BlogPet 用のユーザーID からの投稿かチェックして強制再構築をしていたのを廃止して、 moblog への対応方法として考案した options に設定するように変更した…というのがひとつ。これにより BlogPet 用のユーザーの options に force_publish を付けておくと、記事が newPost() で投稿された時点で公開されるようにすることができる。

それと、 moblog からの投稿では mt_allow_comments がセットされずに送られてくるため、記事にコメントが付けられないのが判ったため、強制的にコメント許可に設定するフラグをつけた。

コメント強制受付フラグに関しては、 mt_allow_comments が来なかった場合のデフォルト動作としてコメントを受け付けるようにする案も考えたのだが、 BlogPet や投稿クライアントからの投稿との兼ね合いもありこのようした。


というわけでファイル所有者の件で、少しまとめておく。

php から普通にファイルをつくると所有者は apache になるようだ。

ファイルをつくった時 chown() すればいいのかなと思い php マニュアルをみたら:

>スーパーユーザのみがファイルの所有者を変更できます。

と書いてあるので、レンタルサーバーなどで運用している場合使えない。しかし apache 所有だと FTP クライアントから消したりできんので非常にうっとおしいのも事実だ。

ぐぐってみると、「 CGI 版 php を使う」「php の ftp関数を使う」という逃げ方があるという話だけ見つかった。(意外にも、同じ問題で困っている人の質問は見つかったが、ずばり解決な情報は見つからなかった。)

ここで、この問題がなぜ起こるのかを考えてみた。要は「 php で作ったファイルやディレクトリが ftpクライアントからいじれない。」というわけだ。その理由は「 php の fopen() で新規にファイルをつくるとき、その所有者を指定して開くことができない。」ことと、「作成したファイルの所有者を変更する関数 chown() はスーパーユーザー(簡単に言うとルート権限をもつユーザー。)しか使用不可能という仕様。」だからだ。

一言で言うと、いきなりでなんだが「八方塞がり」だ。(笑)

だが、もし php から作るときにも ftp 経由で普段のユーザーとしてログインし「ファイルをつくる」ことができれば、問題はなさそうだ。

もしかしたら php の ftp関数を使うことで ftp 転送したときと同じ所有者にできるかも知れない。(ファイル転送ではなく、新規作成ができなければ実現できないが…普通 FTP といえばファイルを get/put するための仕組みだろうから、もしかしたら、いきなりでなんだが新規作成などということは無理かも知れない。(^^;)

また、画像ファイルなどをアップロードする XML-RPC API newMediaObject() の仕様として「転送先ディレクトリが存在しなければその場で作る。」というのがある。 php の ftp関数でディレクトリが新規に作れるかどうかは知らない。

というわけで、 FTP 転送時と同じ所有者でファイルとディレクトリを作るようにしたいところだが、とりあえずは apache 所有者で作られても ftp で手でファイルを消したりしようとしない限り普通に使えるし、よい解決方法がみつかるまではこれでいいかと。

しかし…「ファイルを1つつくる」などという基本的なことでけっこう頭を抱えなければならないんですなぁ。(苦笑)

php のマニュアルで ftp 関数を調べてみた。

>ftp_mkdir -- ディレクトリを作成する

ディレクトリの作成はできそうだ。

>ftp_fput --  オープン中のファイルをFTPサーバーにアップロードする

ファイルの新規作成については、こんなのがあった。ファイルポインタで指定して、ファイルの終端までをアップロードするそうだ。

この関数は、既存のファイルを開いて取得したファイルストリームを受け取って、ファイルストリームの末尾までを一気にリモートにアップロードする仕様らしい。

XML-RPC API 側でファイルを作成するときに、メモリストリームをつくり、受け取った記事内容をストリームから一定量ずつ流し込むなり fwrite 系の一定量ずつメモリブロックを読み書きするなりできるような関数があれば、今回やりたいことを実現できるのだが、上の関数では、一気に最後まで書き込んでファイルをつくる仕様なので無理だ。 php にはメモリストリームをあつかうためのクラスもないようだ。

困った…。

  1. FTP 転送自体を php でフルスクラッチする。
  2. php 以外のサーバーサイドスクリプトをつかう。
  3. 一旦 apache 所有のファイルを新規作成し、しかる後に、そのファイルから ftp_fput する。

1. は大変すぎだしプラットフォームによっては動かないようなものしかつくれそうにない。

2. は rn_xmlrpc.php の API との連携が大変。

3. なら実現できるだろうが…。無駄が多くてバカバカしいんだがなぁ。(いったん apache 所有でつくって、put して消すので、処理中のディスクサイズがファイルサイズの2倍必要になる。記事ならそれほど問題にならないだろうし newMediaObject で転送するファイルも過去の実測でいうと 1.5MB 程度までしか転送できなかったので、運用上いいっちゅやいいんだが…。(^^;)

理想的には、ファイルの転送をシミュレートするような ftp_fwrite , ftp_fread, ftp_fseek みたいなものがあればそれがズバリなのだが…

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1: (12/26 06:57)
似たような問題で困ったことがあります。
その時は新規作成するファイルが有限だったので、対象となるファイルを事前にFTPでアップロードしておき、CGIではそのファイルを書き換えるようにしていました。
有限でない場合で、FTPでファイルをアップロードできるのであれば、サーバー上にダミーファイルを置いておき、そのダミーファイルを開いてそのファイルハンドルを渡してFTPで上げると言うのはどうでしょうか?
試してはいませんが、phpのマニュアルを見た限りでは出来そうな気がします。
2: 冬星 (12/26 14:41)
こんにちは。吉里吉里の方ではお世話になってます。
おお、実現できそうですか?
おっしゃっている「ダミーファイルのファイルハンドルを渡して」というのは ftp_fput() にですよね。
soruce 側の fp に、ダミーファイルを開いてその fp を渡すということでしょうか。
そのあと、メモリ内に string としてもっている記事本文の情報を書き込む必要がありますがその部分の方法がわからんです。(^-^;
3: (12/26 17:21)
こんにちは、こちらこそお世話になってます。

次のような感じでどうですか?
私のところで試したところ、うまく行きました。
書き込み後は、またFTPでつないでパーミッション変えたほうがいいかもしれません。
chmodが使えるのなら、FTP使わずに出来るのですが、禁止されているかと。
ただ、この方法だとFTPのパスワードが入ってしまうので、その辺りはちょっと注意した方が良さそうですね。

ダミーファイルに書き込んでから、それをコピーすると言う手もありかもしれません。
その場合はパーミッションをいじらなくてすみそうです。
4: (12/26 17:21)
<?php
$path = "/your/site/full/path/"; // ダミーを置いておくディレクトリ、今回は作りたいファイルもここに置く
$templatefile = "template.txt"; // 初めに上げておくダミーファイル名
$writefile = "target.txt"; // 新たに作りたいファイル名

$FTP_HOST ="ftp.yourhost.co.jp";
$FTP_USER ="yourname";
$FTP_PW ="yourpw";
$FTP_ROOT_DIR="/";
$FTP_DIR = "targetdir/";
$is_copy_success = false;
5: (12/26 17:21)
$conn_id = ftp_connect($FTP_HOST);
if( ftp_login($conn_id, $FTP_USER, $FTP_PW) ){
  print "success FTP login<br>\n";
  ftp_pwd($conn_id);
  ftp_chdir($conn_id,$FTP_DIR);
  $filename = $path . $templatefile;
  if( $fp = fopen($filename, 'rb') ) {
    if( ftp_fput( $conn_id, $writefile, $fp, FTP_ASCII ) ) {
      print "success copy file.<br>\n";
      $chmod_cmd="CHMOD 0666 ".$writefile; // ftp_chmodは通らなかったのでこれで
      if( ftp_site($conn_id, $chmod_cmd) ) {
        print "success chmod.<br>\n";
        $is_copy_success = true;
      }
    }
    fclose($fp);
  }
  ftp_quit($conn_id);
}
6: (12/26 17:21)
$write_data = "書き込みたい内容が入った変数";
if( $is_copy_success ) {
  $filename = $path . $writefile;
  if( file_exists($filename) ) {
    if( $handle = fopen($filename, 'wb') ) {
      if( fwrite($handle, $write_data ) ) {
        print "Success write file.<br>\n";
      }
      fclose($handle);
    }
  }
}
?>
7: 冬星 (12/26 20:18)
詳しい解説ありがとうございます。>楓さん
理解しました。
所望の所有者で作っておいた空ファイルの複製をFTPでつくり、開いて書き込むことで所有権を維持、ですね。
うまいやり方ですね。ちと取り入れてみます。(^^
8: 冬星 (12/26 20:54)
FTP アカウントでファイル/ディレクトリ作成することもできるように修正してみました。
うまくいきましたよ~。>楓さん。
9: (12/28 16:29)
こんにちは。
うまく行きましたかー
それは良かったです。
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memo: xhtml 2005-11-19 (土) 03:34:00+09:00

ソフトウェア

Webページを記述するためによく使われるHTMLを、XMLに適合するよう定義し直したマークアップ言語。W3Cが仕様策定。

HTMLはXMLとは一部整合性を欠く言語仕様となっているが、両者の違いはある程度吸収できる範囲のものであるため、従来のwwwブラウザでも問題なく見られ、かつXMLに準拠した文書を作成する言語仕様としてXHTMLが作成された。

最初のW3C勧告となったXHTML 1.0はHTML 4.01が元。HTML 4.01に対応したWebブラウザでほぼ完全な形でページを見られる。

現在の最新版はXHTML 1.1で、文書見栄えを指定するタグが廃止(見栄えの記述は全てCSSで行なう)など、文書構造の記述に特化した言語へと変化しつつある状況。

XHTMLの各バージョンに共通したHTMLとの違い:

タグ名がすべて小文字に統一。
XMLベースの他の言語(MathMLやSVGなどが想定されている)による記述を埋め込むことができる。
終了タグをもたず単独で使用される
などのタグを
ないし
と書く。
e-wordsのXHTMLの項から抜粋。


The Web Standards Project の記事 MSIE7 Will Not Support application/xml+xhtml MIME Type によると:

IE7 の開発チームは、IE7 では xhtml への対応は実装しないということらしい。

来るべき未来の IE7 でも xhtml 形式での表示にきちんと対応できないとなると、投稿クライアントとしてもきちんと対応することはできない。(なにしろ、最終的にそれを表示するブラウザが対応していないんだからね。)

現状でできることといえばエディタに IE の WebBrowser コンポーネントを使用してやって、表示の「出来具合」を合わせて「IE自身の仕様です」とする。これぐらいか。

あるいは、Firefox あたりが編集モードももったブラウザコントロールを配布してくれればありがたいんだが、ないんだろうか。htmlメールも作れるメールクライアントへの組み込みなど需要は高いと思うんだが、知っている限りは、スタンドアローンな WYSIWYG 編集アプリケーションとして Nvu があるぐらいか。

というかよく知らないんだが、Firefox や Mozilla は xhtml のどのバージョンにどの程度対応済みなんだろう?



Firefox というより Mozilla のブラウザコントロールがあるようだ。

それのActive-X ラッパーがあるそうなので Mozilla ActiveX Project からMozillaControlの1.7.7 というものを手に入れてインストールしてみたが、開発環境にコンポーネントとして認識されなかった。あらまぁ。